「満腹感」は脳で感じる
昔から「腹も身の内」「別腹」「やけ食い」「腹八分目」など、体によい意味かどうかは別として、食欲に関する言葉はいろいろありますね。
人はお腹が空き、食べることで満腹感を得ますが、これは脳が食欲をコントロールしているからです。「お腹いっぱい」と感じる脳の視床下部には、内側群と外側群があり、内側群は刺激されるとイライラしたり、怒りを感じるようになります。一方、外側群は、刺激されると食欲が湧いてきます。この両群がバランスをとっており、空腹だとイライラし、食べると収まるのです。
視床下部の内側群に支障をきたすと、満腹感を得られず、いくらでも食べられるようになります。しかし、体重が増えて高血糖になることが多く、また体重が増えない場合でも、腎性糖尿病になっている可能性があるので、注意が必要です。
健康のためには一定の量を食べることがいちばんですが、度を超えても食べ続けると、脳が「満腹」と感じるレベルが上がってしまいます。逆に体重を減らしたい時は、食べる量を少しずつ節制すると、「満腹」のレベルが下がります。
日頃からご自分の食事の量を意識し、決まった量をゆっくり噛んで、バランスよく食べることが大切です。
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