施 設 便 り

「介護になってもあきらめない!」 浜名湖エデンの園での個別リハビリへの取り組み

新緑号

 浜名湖エデンの園は、入居時において自立が大前提です。したがって、入居をご検討してい るゆかり会の皆様は、お元気にシニアライフを満喫されている方が多いことと思われます。で すから今ここで、介護になってからのリハビリの話をされても、ピンとこないかもしれません 。

 実際、浜名湖エデンの園のご入居者は自立されている方が圧倒的に多く、趣味や旅行・ボラ ンティアなどに、お忙しく活動している方がたくさんいらっしゃいます。平成20年1月1日現在 のご入居者の状況は、総入居者416名に対して、介護認定を全く受けていない自立の方が314名 (全体の約75%)いらっしゃいます。残りの102名(全体の約25%)が何らかの介護認定をお受 けになっておられますが、要支援のような、少しのお手伝いが必要なだけで、ほとんどのこと は自立の方と変わりなく行動できるレベルの方も含まれますので、24時間の介護が必要な方は もっと少ないのです。

 浜名湖エデンの園では、以前から介護予防にはかなりカを入れており、『老いの先延ばし』 を実践してきました。しかし、どんなに予防しても、絶対に介護が必要にならないわけではあ りません。介護を受ける場所は状況に応じて違いますが、24時間の介護が必要になると一般居 室から介護居室へ住み替えていただきます。

 今回は、この介護居室のあるケアセンターで行っている、個別リハビリ(※1)についてご紹 介したいと思います。
(※1)個別リハビリに、別料金はかかりません。


浜名湖エデンの園ご入居者の状況

(平成20年1月1日現在の重要事項説明書を参考)
平行棒による歩行訓練の様子 肩関節の個別リハビリの様子
平行棒による歩行訓練の様子 肩関節の個別リハビリの様子

状 態 自 立 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 合 計
人 数 314名 12名 10名 22名 9名 25名 9名 15名 416名

 ケアセンターでは今まで、『テレビ体操』や『集団リハビリ』、『生活リハビリ』を実施してきました。『テレビ体操』とは読んで字のごとく、テレビで行っている体操番組を見ながらそれに合わせて行う体操です。『集団リハビリ』というのは、みんなで行う筋力アップトレーニング。『生活リハビリ』というのは、エプロンやタオルをたたんだり、タオルを袋詰めしたりすることにより、手先を動かすトレーニングです。これらのリハビリは毎日行っていますが、加齢に伴うADL(日常生活動作)や意欲の低下、認知症の進行などにより、全員が全てのメニューをこなすのは困難です。そこで当園ケアセンターでは、これらのメニューをこなせないご入居者を中心に、それぞれ心身の状態に合った個別リハビリを実施しています。

 例えばAさん。90歳代前半の女性で要介護5、重度認知症により意思疎通困難で生活全般に介助を要す状態。食事は食べこぼしはあるものの、自力摂取可能という方です。Aさんは2006年10月頃より、食事時に介助を要するようになってきました。原因は、肩関節の拘縮の進行によるものです。ご家族にその状況を報告したところリハビリの希望があり、医師に相談することになりました。医師からの提案で、浜名湖エデンの園診療所(※2)の理学療法士から指導を受け、介護員が実施するようになりました。硬くなった肩関節が、毎日5分ほど簡単に動かすだけで柔らかくなるものなのか信じがたいことだとは思いますが、この約一ヵ月後には、肩関節が目に見えて柔らかくなり、それに合わせるように食事を自力で摂取し始めたのです。
  (※2)浜名湖エデンの園診療所は、同一建物内にありますが園とは別経営です。また、入居者だけでなく地域住民も受診します。受診の際には、医療保険の自己負担金額が発生します。

 またBさんは、90歳代前半の男性で要介護3、中度の認知症はあるものの、日中は歌を歌ったり、おしゃべりしたりして活発に過ごしておられる方。下肢筋力の低下があり、ふらつきがあるため常時見守りにて歩行器を使用しておられました。自立心が強く、度々単独行動し転倒することもありました。2007年1月には転倒してしまい、幸い骨折はありませんでしたが、ひどい腰痛がみられ、生活全般において介助を要する状態になってしまいました。痛みがなくなり、医師からリハビリを始めても構わないという指示をもらい、集団リハビリや生活リハビリを開始しました。転倒を繰り返す認知症高齢者の場合、介護する側は再度の転倒を防ぎたいため、無意識に事椅子使用の生活にしてしまいがちです。しかし、Bさんは自立心が強く、活発な性格であることから、元のADL(日常生活動作)に戻したいと職員より声があがりました。ご本人は歩行への意欲があり、ご家族からも「転倒の危険は理解しているので歩かせてほしい」というご希望をいただくことができましたので、早速、作業療法士から歩行訓練の指導を受け実施しました。最初は平行棒1往復を週3回から始め、徐々に様子を見ながら歩行器の練習をし、この1月には完全に車椅子の使用を中止し、約1年ぶりに全日歩行器が使用できるようになりました。

 最期まで介護を受けることなく、お元気に生活できることが何よりも望ましいことではありますが、事故や病気、加齢に伴うADL(日常生活動作)の低下は避けることができません。しかし浜名湖エデンの園では、ご本人やご家族のお気持ちを尊重して、あきらめない介護に取り組んでいます。まだまだ改善すべき点は多いかもしれませんが、今後も更に努力し、浜名湖エデンの園に入って良かったと感じていただけたら幸いです。

 有料老人ホームを検討する中で、金額・設備・立地条件・園の食事や雰囲気なども重要かとは思われますが、将来ご自分が介護を受けることになった時に、どのような介護を受けることができるのかは、よく確かめておく必要があるでしょう。浜名湖エデンの園は、今年で開園35周年を迎える歴史のあるホームです。しかし、『これで完璧!』ということはありません。その歴史の中で培ってきたノウハウだけに頼るのではなく、その時代やニーズに合わせて努力し、進化していきます。ゆかり会の皆様、進化中の浜名湖エデンの園を訪ねてみませんか。





お問い合わせ・お申し込みは
浜名湖エデンの園入居者募集センター
60歳から いいわここ
0120-60-1055
(受付:月〜金曜日 9:00〜17:00)






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